以前にも円安についての考察を掲載致しました。その後も円安が続き、この文章を書いている今も円安傾向が高まっています。
それに対して、一部ネットなどではやはり反対の声もみられますが、それほどうるさくはないので比較的皆さんは円安が日本経済に与える影響を冷静に捉えているのだな。と感じます。
実際に多くの輸出企業の業績も上がっている様ですし、同時に税収も上がる傾向にある様です。
心配の方もいると思いますし、円安のいい影響を享受されていない方もまだ多くいると思われますが、このままいくといつかは享受されるものと考えます。

ここで本題の「資源について」ですが、円安で困るのは皆さん周知の通り燃料を中心とした多くの資源を輸入に頼っていて、その価格が円安によって高くなっている。ということにあります。
しかし日本は資源が乏しい国なので、これもまた仕方がない。と考える人も多いと思われます。
ただ、この問題は過去はその通りでしたが、現在はそうとも言えません。つまり日本は多くの技術革新を行い、自国でもほぼあらゆる資源が手に入る状況にあると言えます。
その「あらゆる資源」とは、『燃料、建材、木材、プラスチック、食料、飼料、一部レアメタル』等があります。
特に「燃料」に関しまして、ここ数年は大きく国内の技術が前進しているところがありますが、数十年前から国内で燃料を生み出す技術は各種存在します。

では何故国内で資源を手に入れることはできるのに、輸入に頼るかというと理由は明白です。国内で調達するよりも輸入したほうが圧倒的に安いからです。
燃料などの資源以外でも、製品なども多く輸入品がありふれています。その理由も明白で、海外で製造するほうが安いからです。

一部報道やネットなどでは、日本の給料は安い。物価が安い。日本全体の価値が下がっている。的な発言がありますがそういうことはあまりありません。
例えば日本よりも中国経済の方が好調に見えますが、平均月収は日本円で10万円程度です。それ故に中国で製品を作って日本へ輸入したほうが安いのです。
また、それでも先進国よりも日本の給料が安いのも、理由があります。
一つは、結果的に日本人がそれを望んだからです。本来は国の成長と海外の成長(物価上昇)にあわせて、当然に日本の物価も上昇し、結果的に収入も増えるはずなのですが、日本人は商品価格が高くなると商品の購入を躊躇う傾向があり、それ故に各種メーカーが価格を抑えるために原材料を国産から安い海外製に変えたり、製造自体を給料の安い海外で行う様になったなど、物価上昇を抑えつつ自分たちの首を絞める。という行動を起こしてきました。
また最近では食料品などで、値段は変わらないけれども量をへらす、いわゆる「サイレント値上げ」が増えていますが、やはりこれらもメーカーの苦肉の策の様です。
「日本の給料が安い」もう一つの大きな要因としては、他の国と比べて労働者の平均労働時間が短い。と言われています。日本は非正規労働者が多く、非正規労働者の中にはパートタイマーも含まれています。正規労働者になりたくてもなれずに仕方がなく、派遣や契約社員などになるケースも多くありますが、望んでパートタイマーとなるケースも多くあります。その理由は配偶者控除の為などの理由が挙げられます。
そうなると、他の国と比べて日本は、他の国並みに働かなくても十分な生活ができる豊かな国。ということが言えます。

上述資源に関しまして、『国産で作り出すことができる』旨の話を致しましたが、燃料、衣類、高層ビル用の建材、強化プラスチックなどは現在の技術で木や植物から作り出すことができます。
食料や飼料はすぐにでも国産100%にすることはできますが、現在国産が少ない大きな理由が人件費です。これは農地改革(農地の工場化)とロボットなどの機械的な技術の進歩で補うことができるでしょう?
レアメタルなども技術力の向上で、代替素材への変更や、日本近海の海底資源の活用などで補うことができる様になります。これらも現在は技術力がまだ足りないのと、経費がかりすぎる故に流通していませんが、技術向上による効率化やロボットなどの活用によって解消するでしょう。

いずれも実現するためには投資や国内でそれらの技術や生産品を使用するケースが増えることで、安価で流通させることができ、現在日本にある大きな問題を多く解決させることができます。
ただその為には、投資することや、国産の資料が現在流通している外国産のものよりも数倍は高価になりますが、それでも使い続けることが大切になります。

それらの技術が確立することができれば、海外に売ることができます。
現在日本にとってマイナスのことを、おそらく数年の投資や利用でプラスに変えることができます。

それらの技術の多くは環境に良いものであり、温暖化抑制にもつながります。
さらには、現在世界中が化石燃料依存により、直接、あるいは間接的に戦争、紛争が起きている現状があり、化石燃料依存を日本の技術によって止めることによって、戦争、紛争を止めることができるかもしれません。

大袈裟な話ですが、日本人の数年の行動によって世界を平和に導くことができるでしょう。