今更ですが「木」を利用した街づくり
北海道の繁栄は開墾当時から林業によってもたらされた面もあり、旭川も家具生産を含めた「家具の街」という売り込みがありましたが、現在は若干斜陽気味感を感じ、旭川での通常の生活からは「木の街」的な雰囲気からは遠ざかっている感はあります。
しかし昨今の世界情勢を踏まえると、今まで以上に「木」を利用した街づくりに本腰を入れる必要があるのでは、と考えます。それは旭川のためでもあり、日本のためにもなると考えます。
まず、単純に「旭川にとって」という意味合いを含めて木のメリット・必要性を述べると、林業、家具生産販売など従来の旭川の産業でも、「力仕事が得意の人」「車や重機の運転が得意な人」「デザインが得意な人」「営業・販売が得意な人」など、多種な職業の雇用があります。それ以外にもCO2削減や、景観など「環境」に即したメリットが多くありますがこれらは従来から認知されているメリットです。
それらに加え、最近ではにウクライナの問題やそれ以前から兆候があった原油高などを含めたエネルギー問題への対策にもなります。
木をそのまま「薪」としても使用できますし、多少加工してペレットとして使用しやすいものにすることもできます。さらに加工し、バイオ燃料や煙からとる森油の利用も期待できます。いずれもまだ発展途上のところがありますので、これからの科学的、あるいは技術的な発展でさらなるエネルギーとしての利用が期待できます。
更に日本では新しい技術が生まれていて、木に含まれる成分(リグニン)からプラスチックを生成する事ができます。こちらもまだまだ開発途上ですので、さらなる発展が必要ですが既に一部商品化されているものもあります。
性質的にも問題なく利用できるのですが、現在の難点としては「コスト」が挙げられ、もっと大量に生産する施設等が整えば、現在の石油由来のプラスチックにとって変わることも可能です。自民党も「改質リグニン活用推進議員連盟」を設立していますので、将来性のある技術と言えます。
つまり、上述の既存の職業に加え、化学系の研究職や作業員などの新たな業種の雇用も期待できます。
また、林業では従事者が減っていますがその理由としては「危険な仕事」ということが言えます。それらに関することや単純に人手不足を解決する手段としてはいわゆる「ロボット」のような日本が得意な技術でカバーする必要がると考え、それらも旭川の新たな作業にすることも可能だと思います。
ただ、いずれも現在の旭川の財政や民間の技術力、経済力では困難ではありますが「環境」、「バイオ燃料」、「石油由来のプラスチックに変わる新素材」はいずれも国の将来に関わるキーワードであり、政府や国際的な企業も今後力を入れる分野であると思われますので、今後助成や投資などもが増える可能性も大きくありますので、その波に乗る事ができれば旭川の未来は明るいのでは!?と思っています。